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困った家族に悩まされているあなたへ☆

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今日は、「困った家族」を抱える方に向けて、お話しします。

「それってわたしのことを言ってるんじゃないの?」
と思われる方が多いかもしれません。


すごく個人的な話のように感じることですが、
実は多くの人が「なんで自分だけが?」と思っています。

ですが、本当は法則といっていいくらい「よくあること」なのです。




「礼儀知らずのお嫁さんにうんざりしている」
「不甲斐のない兄をみていると腹が立つ」
「弟が引きこもっている」
「わたしがいないとなんにもできないダメな娘」
「夫がギャンブル依存」……


そんな「困った家族」に悩んでいる、という方は実に多いものです。
家族に関する悩みは、「家族のなかのトラブルメーカー」に対する悩みと言っていいと思います。


トラブルメーカーは、とにかくいつも問題ばかり起こし、
「彼さえよくなってくれれば」と、相談者は
「彼をなんとかしよう」と躍起になっているのですが、

がんばればがんばるほど、
トラブルメーカーの彼は次々と問題を起こすのです。


わたしがお会いしたり、電話で相談を受けるのは、ほとんどの場合、
問題を起こしている本人ではなくて、
問題を起こしている家族を抱える方です。


これもあとからお話しする「逆のものを引き寄せる」バランスだからとも思います。
わたしは、「問題を起こすタイプ」のほうなので、
トラブルメーカーの彼の気持ちがとてもよくわかることもあったりします。


ある頃からご相談者の方に共通の特徴があることに気がつきました。

それは、みんな「いい人」だということです。


暴力ばかりふるうパートナーをもつ奥さんは、とてもけなげな働き者だったり、
お金の問題を抱える家族を持つ人は、経済的にものすごくキッチリしている人が多かったり、
ルールを守らないルーズな兄弟姉妹に悩んでいる人は、警察官みたいに厳格だったり。


足して2で割るとちょうどいい、くらいに真逆なタイプだったりするのです。


「清濁併せ吞む」ということわざがあるように、バランスのとれた人というのは、
ネガティブ(にみえる)エネルギーも、
ポジティブ(にみえる)エネルギーも、
自分のなかに持っています。


ですが、家族の問題を抱えているときは、
「家族」というグループの中で、バランスをとっているかのように、
「いい人」と「悪い人」が存在しているのです。


それも、けなげな奥さんであればあるほど、ご主人のダメっぷりがひどいという具合に、
反比例するかのように、陰陽のバランスをとっているようです。



わたしには、「○○家の良心」といわれるような友人が何人かいます。
(最近は真逆の友人もいますが……)

わたしはどちらかというと奔放に好きなように生きてきたので、
よくそんな彼らからはもちろん「お説教」されます。

もちろん大人になると、他人が注意してくれることはほとんどないので、ありがたく聞きますが、
まるで裁判官と話しているみたいで、面白いなと感じます。


もちろん彼らの悩みは「困った人たち」。
多くは、家族の中にいる「トラブルメーカー」。

彼らが「正義のヒーロー」であるために、
「困った人たち」という悪役を必要としているように見えました。
そんな困った人たちの中に、わたしも入っているわけです。


でもあるとき、そんな友人のひとりが、ありえないような遅刻をしてきました。
最初に約束していた時間から数時間。
さらに、来てからずっと話していたのは、
「困った人たち」がルールを守らないことだったり、
お金にルーズだということだったり。

「なんとかしたい」。
その友人の根底にあるのは怒りの感情でした。

話を聞きながら、わたしはちょっといらっとしていました。
なぜなら、その日の彼も、わたしにとっては「マナー違反だったから」。


「何時間も遅刻して電話一本よこさないなんて……」
「遅くなるかもしれないなら、はじめから言っておいてくれたら
早い時間から仕事を切り上げずに済んで、もっと仕事できたのに……」

そんなふうにこだわって、いらだっている自分をみていました。


ふと彼の言うことを聞いていて気づいたのです。

人は自分が腹を立てていることを、無意識に自分もやっていて、気づいていないだけなんだ、
腹を立てていることこそ、自分が無意識にやってしまうことなんだなと。


次の瞬間には、今までたくさん無意識にやってしまった過去の自分の失敗が思いだされました。
大きな遅刻をしたとき、そのときに待たせた相手がどんな感情を持っていたのか、
相手の仕事や経済状況につい甘えてしまっていたこと、
離れていった人の思いや、そんな自分を受け入れてつきあってくれている友人への感謝など、
たくさんの思いが通り過ぎていきました。

「人を否定したり、非難したりしていると、自分に返ってくる」ということを
心から実感したできごとでした。



「大人だから、他人だから、言われなかっただけなんだ」


そして、友人たちがそっとしておいてくれたことに対して感謝すると同時に、

家族ってやっぱりすごいなと思ったのです。


友人は選ぶことができますが、家族は選ぶことができません。
もちろん魂レベルでは選んでいますが、「嫌だから」と縁を簡単に切れるものではありません。

つきあいの仕方は選べますが、「家族である」という事実は変わりません。


わたし自身を振り返ってみても、
「ダメな夫」を創ったり、はたまた、「完璧な夫」を創ったりして、
そのたびに結婚生活がうまくいきませんでした。


わたしの中で「ダメな自分」を認められなかったときは、ダメな夫を創り出し、
「ダメな自分」が自分なんだと信じて、自分の完全性を否定していたときは、
完璧な夫を創り出していたように思えます。


そうして、「家族」という単位のなかで、バランスをとっているんだな――

いろんな人の話をお聞きしていてそう思うのです。



本当に「いい人」だとしたら、怒ったり困ったりしません。
投影するものがないからです。


自分以外の誰かを「なんとかしよう」と思っているとき、
わたしたちは、結局は自分自身の「ダメなところ」を否定していて
魂が「苦しいよ。なんとかしてよ」と自分自身に訴えてきているだけなのかもしれません。


本当に助けるべきなのは、困った誰かではなく、自分自身。


ほんとうは起きたことに、いいも悪いもないのです。
善悪を判断しているのは、エゴにほかなりません。


救いを求めているのは「困った人」に悩んでいるあなた自身。
「困った人」という当の本人は、実は困ってなんかいないのです。

困っているあなたご自身こそが、救われたいと願っています。


相手をゆるすことは、自分をゆるすこと。
今のわたしは心からそう思えるのです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことが、たくさん起こります☆
感謝をこめて。

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